曲岩 個展:旅人 2月11日(金)から Shun Art Gallery Tokyo にて開催
「 曲岩 個展:旅人」を
2月11日(金)から Shun Art Gallery Tokyo にて開催します。
– 曲岩 個展:旅人(たびびと) Qu Yan SOLO EXHIBITION : VOYAGE –
2022年2月11日(金) ~ 3月20日(日)
Shun Art Gallery Tokyo
曲岩 個展:旅人
旅の体験を通して作品を表現する上海の作家、曲岩。
1980年に生まれ、2006年魯迅美術学院油絵科を卒業する。
旅人であり、修行者であり、武術のパフォーマンスを披露するなど、活動は多岐に及ぶ。注目の中国若手作家の東京初となる今回の個展では、油画の抽象作品に加え、旅先で描かれたドローイングの約40点を展示する。
また明るい人柄で親しまれる曲岩。本展覧会は、曲岩の世界観を体現できる、これまでにない、機会になるでしょう。


曲岩 個展:旅人 実施にあたって
修行中の旅人 曲岩
早朝に起きないと見られない景色がある。今朝の部屋からはお月様が煌煌と空にかかっていた。
ゆくへなく月に心のすみすみて果はいかにかならむとすらむ
孤独に耐えながら独り月を心まで月の面のように次第に澄みとおっていく。こうまで月と一体になっていくこの心の果は一体どうなっていくのだろうという恍惚の心の状態が歌われている。閑居の閑寂さがこの場合は心の平安をもたらしている例である。 (瀬戸内寂聴著『孤独を生ききる』光文社文庫、1998年)
遁世の閑居の孤独に耐えかねた心情が歌になって昇華されてしまう時、西行の孤独はすでに客観化され、孤独から抜け出しているのだ。
曲岩の作品は、渋い工業風の抽象絵画の域から10数年かけて少しずつ着実に進化している。
旅人が旅先を国内に切り替えたここ2年間、旅先から急遽隔離やロックダウンに遭遇するかもしれない中でも、彼は常に雲南省や西側の僻地で非日常を体験し続けた。今回上海の個展から東京に巡回してきた作品は油画の作品と紙を使った旅先でのドローイングを展示する予定だ。

武術にも精通している曲岩は、上海に新しくできたアートスペースのルーフ・トップで時々パフォーマンスを見せてくれている。彼の作品を東京で初めて紹介できることが楽しみだ。
修行者曲岩、彼の抽象の中で何を見るか。コロナ禍が二年間も続いている今この時代、Web3が話題となり、個人の時代がやってくる。リアルな世界とメタバースの関係性の中でアートは何を担うべきか。曲岩は予言者であり、若い哲学者だ。作品の中で。
海辺のアトリエにて Shun
曲岩 プロフィール
1980年 生まれ
2006年 魯迅美術学院油絵科に卒業
上海在住
Solo Exhibition
2015 凝縮と奔放、東籬画廊、台北 中国
2014「ブラフマウォークのメモ」四川-チベット線に自転車に乗る油絵と写真の個展 非馬美術館、成都 中国
2013 むせ返るような音と面壁、鉄像寺水の街、成都 中国
2012 空間の菩提樹の枝、非馬美術館、成都 中国
2009 救済の門、非馬美術館、成都 中国
2007 冷と灰の形而上、非馬美術館、成都 中国
2006 思い出の風景798画廊 北京 中国
Art Fair
2012 アジアアートフェア日中韓ギャラリー 中国文化部、上海、中国
2006「芸術北京」国際アートフェア、中国農展館、北京、中国
Award
2005 美苑杯「学術賞」最高賞を受賞 魯迅美術学院美術館、瀋陽 中国
2005 遼寧大学美術展「金賞」魯迅美術学院美術館、瀋陽 中国
2004 第10回国美電器遼寧展「優秀賞」遼寧工業展覧館、瀋陽 中国
2003 第3回油絵展「遼寧優秀賞」遼寧美術館、瀋陽,中国
2002 遼寧第4回青年美展「優秀賞」遼寧工業展覧館、沈陽、中国
「曲岩 個展:旅人」実施概要
イベント名:曲岩 個展 旅人
開催日:2月11日(金)〜3月20日(日)
会場名:シュンアートギャラリー東京 Shun Art Gallery Tokyo
アクセス:東京都港区台場2-2-4 クリニックモール3階 google map
参加費:無料
Web site: https://shunartdesign.com/
Instagram: https://www.instagram.com/shun_art_gallery_tokyo/