「はやし まりこ 個展:一坐 」を 9月1日(水)に ShunArtGallery-Tokyo にて開催
~ はやし まりこ 個展:一坐(いちざ)英:MARIKO HAYASHI SOLO EXHIBITION : The moment ~ShunArtGallery-Tokyoでは、空間を彩るアート作品を数多く生み出している作家「はやし まりこ 個展:一坐」を 2021年9月1日(水)に開催致します。

はやし まりこ 個展:一坐 詳細
彼女の作品は、自然の流れや空気感、時の流れ、植物、水、風などを、独自の美しい色使いや、リズム感のある画面構成で作られた表現が特徴です。「空間に合うアート」をコンセプトに描かれた、これらの作品は、インテリア空間に配置 される事で、より⼀層の魅⼒を増し、空間と調和されます。
今回の展示では、これまでの人気シリーズを中心に、新作十数点を発表予定です。色鮮やかな淡い色調の作品から、濃淡を強く出した色調の作品まで、彼女の世界観を体現できる展示となっております。
本展覧会は、鑑賞される方にとって、空間とアートとの調和を感じる事ができる、またとない機会になるでしょう。


はやし まりこ 個展:一坐 実施の背景
見え隠れする「前衛」
―はやしまりこの作品世界
台風9号で強風が猛威を振るい、アトリエからはかなり重そうな雲が光を通過しながら、様々な表情を見せてくれる。夕方、寝室の窓に突っ立って雲行きを観察してみた。タイムラインでは、直島のシンボルだった草間彌生の黄色いかぼちゃが海に流されたことが注目されるニュースになる。かつてそのかぼちゃの前で記念撮影した写真と、流された写真を載せるS N Sの行為、コロナ禍で出かけることは制限されても、情報は瞬時に世界を繋げている。
「精神分析が考察するのは、すべての人が一回限りの事件として、自らの精神と身体で描いていく〈成長〉というドラマであり、それにまつわる病である。フロイトの精神分析の理論は、そのドラマを解釈するための一つの有効な仮説である」
はやしまりこアトリエ訪問をした真夏のある日、土曜日だけのカフエで目にしたその作品群は、作家の世界を強く訴えかけてきた。「他者との関係性」をいかに築いていくことに対して、精神分析はもはや口を閉ざすとされている一般理論。はやしまりこの作品世界で、私はまだ解明されぬ、「環境」に適応力を持つ「エロス」を見つけた。作品群の何十年にわたる「進化」、誰かのリクエストによる「創出」には大きい作品に怖気つかない「おおらかさ」とその隠せない「才能」がピカッと光る。
50年代に関西で花開いた「具体」、60年代に関東で誕生した「モノ派」。同時代の世界の前衛芸術と引けをとらない先人たちの歩みは、その後の日本の現代アートにどういうふうに受け継がれてきたのか。一言では語れないことだろう。
言えることはただ、情報化社会でフラットになった「瞬時の拡散」がもたらされる「均等さ」の到来だ。ネットをぐぐれば、大概の「情報」はいつだって手に入る「便宜性」から私たちは、何でもついわかった「気」がするようになる。
今回展示される作品群は、はやしまりこ作品のシリーズ作に対するちょっとした「回顧」にあたる。文学性の高い抽象的なシリース、おそらくその画面たちはいつか、どこかで目にしていた朝焼けか夕焼けの眩しい「ヒカリ」たち、その画面に対面していると心の中の柔らかい「何か」が「懐かしい」と叫び出すのだ。
初恋の相手に告白ができず、モゾモゾしていたら、その相手から話しかけられた「瞬間」のどきめき。それに似た「擬似的」な興奮を私は感じ取った。
子供時代に家族で出かけた、はじめてのビーチ。海は想像していたより暖かかった。親の手を離して「海」に飛びこむその第一歩、いま手にした「遠い記憶」の片鱗を、作品の世界で汲み取るには、彼女の作品世界で見え隠れする「前衛」を見抜く必要がある。
―東京アトリエにて Shun
1 関根伸夫の代表作「位相―大地」で始まったとされる「モノ派」は、本当は神戸のグループ展でスタートし、世界的な注目を浴びる。
ShunArtGallery オーナー
SHUN | シュン
はやし まりこ プロフィール
大学卒業後、インテリアデザイナーとして経験を積み 壁画などの企画監督制作などを携わる経緯を重ねました。その後、2000年より自身の作品を展開していくようになります。インテリア業界や数々の壁画制作の歴史が彼女の作風に大きな関わりを持っていることは否めません。空間に合うアートを描きたいという彼女の作風は、空間を意識して制作されているだけあって空間に溶け込みながらも優しい空気感を作り出しています。
https://www.marikohayashi.net
「はやし まりこ 個展:一坐」実施概要
イベント名:はやし まりこ 個展:一坐
開催日:9月1日(水)~10月10日(日)
会場名:シュンアートギャラリー東京 Shun Art Gallery Tokyo
アクセス:東京都港区台場2-2-4 クリニックモール3階(GoogleMap)
参加費:無料
website: https://shunartdesign.com/
instagram: https://www.instagram.com/shun_art_gallery_tokyo/
facebook: https://www.facebook.com/ShunArtGalleryTokyo/
Shun Art Gallery と Shun Art & Design Group について
上海熏依社文化藝術有限公司(Shanghai Shun Art & Design Co., Ltd)は、中国のShun Art&Design Groupの本社であり、2006年8月に正式に営業を開始しました。 熏依社(xunyishe)は、Shun Art & Designの中国語の発音から来ており、熏(xun=Shun=オーナーの名前)、依(yi=芸=Art)、社(she=設=Design)を意味します。同社は、主に現代アートギャラリーである Shun Art Gallery の運営に携わっており、ギャラリースペースを通じてアート・文化・デザイン・ブランドを発展させ、芸術およびデザイン文化産業を創出したいと考えています。また、同社は東京にもオフィスを構えており、上海と共に多国籍な企業プラットフォームの構築し、アジアコンテンポラリーアートを世界へ発信する事を主旨としています。
【会社概要】
会社名:シュン・アート・アンド・デザイン株式会社
所在地:〒 135-0091 東京都港区台場 2-2-4
クリニックモール3F(東京オフィス)
代表者:Shun
設立:2006 年 8 月
URL:https://shunartdesign.com
事業内容:画廊運営、およびデザイン
【お客様からのお問い合わせ先】
シュンアートギャラリー
TEL:03 6426 0726 (12:00-19:00) 月曜休館
e-mail:tokyo@shunartdesign.com