カラー・オブ・リズム

Duration : 12:00 - 19:00

Opening : 2021年6⽉18⽇(⾦)〜2021年8⽉8⽇(⽇)

Venue : 東京都港区台場2-2-4 クリニックモール3階

Tel : +81 (0) 3-6426-0726

Web : https://www.shunartdesign.com

Artist : ジョージハヤシ

夢のその先に
   ―カラーオブリズム
コロナ(C O V I D-19)の蔓延により、おそらく人類史上初めて、世界中の人間の行動に完全な同期化が見られた。すべての人間が、微妙に違うやり方だとはいえ、基本的に同じ行動をとった。全員が同時に感染の拡大を防ごうとしたわけだ。ドイツの哲学者マルクス・ガブリエルは「同期化した世界」と呼ぶ。
パンデミックの発生当初、ウィルスのリスクは実際よりも遥かに誇張されて報道された。日本ではかねてから花粉症や風邪でもマスクをつける習慣があるのでさほど抵抗はなかったが、欧米の人たちはマスクの着用に抵抗感が強く、各国の対応に大きく差が見られた。
だが、タイムラグが見られながらも究極的に全世界の人たちがマスクを身につけることを徐々に受け入れるようになった。
すべての人類は当然ながら同じホモサピエンスで、ウィルスに直面した時、特定の反応をする。ウィルスの表象ではあるが。
感染者や死亡人数の統計数字に一喜一憂し、ロックダウン、緊急事態宣言、隔離等の対策は、それぞれの国の特徴やリーダー達の特徴を露わにした。多くの国と、夥しい数の人が、ウィルスの個人や社会全体へのリスクを過大評価している一方で、一部の人は過小評価していた。アメリカの前大統領のトランプ氏やブラジルのボルソナーロ大統領がその典型だった。つまり人間のウィルスに反応による行動の同期化には、社会経済的、政治的、心理的な説明、そして最終的には社会全体の説明が必要とされてきた。
世界ではいま、かつて傍観者あるいは目撃者だった人達が当事者になり、今や世界中がワクチン接種で同期化している。隔離あるいは自主隔離、距離をとること、世界中の街が一度は経験した「空城記」。ワクチン接種により、われわれは日常に帰られるのか? 誰も答えを持たない今日この頃、東京のギャラリースペースでは、日本人作家ジョージ・ハヤシの個展を開催することになった。
2歳から絵画を描き始めていいたジョージ氏は、母も祖母もアーティストであり、日常の中に当然のように作品製作があった。身に染みついたアートの世界、海の近くに住む彼がパンデミックの中でどのような新作を製作しているのか楽しみだ。
中国の雲南省では野生の象の集団が北上を続けている。象の目指すゴールはどこか?ファーウェイは今日も新しいH O N G M E N Gシリ―ズを発表している。技術もハイテクも進化し、人間の医療やアンチエイジングのD N A研究では死ななくて済むという。人間は、本当にそれほど長生きしていたいのか、正直、私にはわからない。
コロナ後、世界はどう変わるか?私たちはどこに向かうのか?象の群れの北への行進曲は意外に示唆的かもしれない。私たちは方向を失った象の群れに似ているのだ。
そして、タイ語は歌に聞こえてきた。

                                      Shun in Tokyo

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