そして、春 ―Et Printems―

Duration : 12:00 - 19:00

Opening : 2021年3月23日(火)~2021年4月20日(火)

Venue : 東京都港区台場2-2-4 クリニックモール3階

Tel : +81 (0) 3-6426-0726

Web : https://shunartdesign.com/

Artist : 内田江美

小坊主がいたずらで魚やカエルに石を結びつけて笑う無邪気な”春”の山中の寺。季節が夏から秋と移り、かつての小坊主は重い苦しみを背負い、生き、やがてまた”春”が訪れる…。
奥深い哲学を含むキム・ギドク作品・映画「春夏秋冬そして春」から読み取れる『因果』。
内田江美の画面で受け止める色彩と線たち、キャンバスの上でめぐり逢う無数の線は、季節の移り変わり”色”を繋げる縁であり、その中には『輪廻』が内在している。
シリーズ作「Trace」に代表される彼女の作品は、隣り合う色の色相差が無数に交錯する広がりのある線によって、彼女独特の「表現言語」を形成している。内田恵美は台湾をはじめ、アメリカ、中国、トルコ、シンガポール等で国際的に活躍している。
2020年にも瀬戸内市立美術館での回顧展や台湾での三人展、その他の個展、グループ展に積極的に出品。
今回の東京アートフェアでは、新作を中心に発表。アートフェアを皮切りに、当ギャラリーでも個展を開催。その後もアジア巡回展を予定している。
蝶々がサナギから進化する過程。それもまた『輪廻』であり、その色彩は四季の移り変わりと自己救済に似ているのだ。 “そして、春”。

(シュンアートギャラリー代表・Shun)

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