ZHANG Haijun|張海君

Biography

履歴

張海君、魯迅美術学院油絵専攻の第一スタジオの修士課程卒業。現在、魯迅美術学院で教鞭を執っている。

個展:

 2015年、三十二象――張海君個展、魯迅美術学院美術館。

 2019年、瘋過万物――張海君個展、崔振寛美術館。

グループ展:

 2006年、遼寧省美術家協会成立五十周年展、銀賞、遼寧美術館。

 2006年、羅中立奨学金作品展、重慶美術館・北京大学。

 2007年、第一回中国青年百人油絵展、優秀作品賞、上海美術館。

 2008年、韓国光州国際年展、韓国光州。

 2008年、アート・バーゼル、アメリカ・マイアミ。

 2008年、香港アートフェア、香港。

 2008年、「拓展と融合」中国現代油絵研究展、中国美術館。

 2009年、第十一回全国美展遼寧省展区、銀賞、遼寧美術館。

 2009年、第五回宋庄芸術祭群落展、宋庄美術館、北京。

 2010年、中国新鋭芸術展、AIAA 2010 Arts Fair HK、香港

 2011年、化境長城外――吾土吾民油絵要請展、魯迅美術学院美術館。

 2011年、輝煌歴程 時代丹青――遼寧優秀美術作品展、中国美術館。

 2012年、回帰一種視覚方式、魯迅美術学院美術館。

 2013年、難於言表――青年芸術家聯展、久麗美術館。

 2014年、格物――七人作品展、高地ギャラリー

 2014年、不期而遇、広州保利芸術センター。

 2014年、保利第一回学院之星当代油絵要請展、北京保利芸術センター。

 2015年、約会、久麗美術館。

 2015年、視界・東方――魯迅美術学院絵画彫塑作品展、サンフランシスコ国際芸術センター。

 2015年、上海城市空間芸術季「城市外衣――全国高等芸術学院学術研究交流展」、上海虹廟芸術センター。

 2015年、天天向上――築中美術館2015年度名師提名展、築中美術館。

 2016年、革局――青年芸術家聯展、久麗美術館。

 2016年、四重奏(カルテット)――四人聯展、久麗美術館。

 2016年、天天向上名師提名五年回顧展、築中美術館。

 2017年、東北芸見、遼寧美術館。

 2017年、East and West Walk Forward. 東西同行――魯迅美術学院教師作品展、グラスゴー美術学校Reid美術館。

 2018年、北方の温度、瀋陽別処空間。

 2018年、師壇錦瑟――全国高等美術院校教師優秀作品要請展、中華芸術宮。

 2019年、北地――魯迅美術学院油絵第一回展、北京ZERO零芸術空間。

Impression

皮開肉綻(皮が破れ肉が裂ける)中でのエレガントな共鳴

張海君の絵画は3つの言葉で形容できる:エレガント、ブルーミング、センセーション。

  • エレガント

絵画芸術は、つねに技と芸の結合体である。技がなければ、芸術家の個体的な思想がどれほど豊富で充実していても、自己表現に必要な言葉を維持することができない。逆に、技術だけを持っている芸術家は、最後に抜け殻になり、歩き回る死体のようになる。それに対して、張海君の作品は、疑いなく技と芸を統合させ、高度な技術とエレガントさが共存している。

 

  • ブルーミング

綻とは、裂くや。彼のすべての作品には、不確定的な「破綻」と、赤裸々に引き裂かれた痕跡が残されている。「ある画布の器官」という作品では、画面の四隅にそういった遊び心ががあり、それは彼が自分自身の絵画空間をコントロールする事への自信と掌握の表れである。一方、画面に描かれている流れる水のような「放浪」な形態は、芸術家が絵画的言語を精確に描写する力があるという有力な証拠である。

 

  • センセーション

張海君の絵画には、強い呼び鳴く力が宿っている。この力は、万語千言の洗礼を受けて残された彼自分の本音である。このリズムは次から次へと発生して、心の中に反響を巻き起こす。これは伝統絵画芸術への警鐘・反省と思想と覚悟を表現している。